「やらなきゃいけないことがいっぱいあって、何から手を付けたらいいのか分からない・・・」
仕事でも日常でも、判断力が必要だと感じることが多々あります。
やらなきゃいけないことがいっぱいある中、短時間で優先順位を決めて、正確に処理できるようになったらいいと思いませんか?
【インバスケット思考】で究極の判断力を身につけましょう!!
【インバスケット】とは?
【インバスケット】は、1950年代にアメリカ空軍で生まれたトレーニングツールで、制限時間内に架空の役職・人物になりきり、多くの未処理案件の処理をおこなうビジネスゲームです。
現在、日本では一流と呼ばれる大手企業の多くが、管理職の教育や選抜用のテストとして活用しています。
究極の判断力を身につける【インバスケット思考】より
ちなみに【インバスケット】とは、管理者の机の上に置かれている、未処理の案件が入った《未処理箱》のことを意味します。
【インバスケット思考】が身につくと
- 時間の余裕ができる
- 判断スタイルが変わる
- 問題解決力が上がる
優先順位をつけて『やらなければいけないこと』と、『そうでないこと』の区別がつくようになります。しなくてもいいことを見つけ出すことで、時間の余裕ができます。
精度の高い案件処理パターンが身につき、本質的な問題や全体的な視点から、案件処理を行えるようになっていきます。
60分で20案件を処理するには?
私たちは日々、多くの案件を処理している!と思っているかもしれません。
簡単にできる仕事を先に選んで、数をこなすことで『やった感』を達成感にしてはいないでしょうか。
ゆとりのある時間制限では、持っている力を発揮することができません。
『良い判断』を『早く』できるように、【インバスケット】でトレーニングしましょう!!
【インバスケット・トレーニング】のルール
【インバスケット・トレーニング】のルールは次の4点です。
- 主人公になりきる
- 時間を意識する
- 自分自身の実力で考える
- 絶対的な正解がないことを理解する
主人公になりきる
今の自分は頭から消して、ゼロベースで主人公の立場になり、案件処理をおこなわなければいけません。
客観的に観察したり、他人事のようにとらえてはいけないのです。
時間を意識する
60分間で20案件を処理するということは、一つの案件に3分程度しか、時間をかけることができません。
60分の中で、案件に優先順位をつけて処理をしていきます。
自分自身の実力で考える
この【インバスケット思考】の本では、アドバイスや解説がついています。
それぞれの案件に、どのような判断・行動をとるのかを《4択》で選べるようになっています。先に読んでしまうとあまり良い効果がありません。
まずは、自分自身がどのように判断して、どう行動するかを考えてみてください。
絶対的な正解がないことを理解する
【インバスケット】には絶対的な正解が存在しません。
案件処理をする人の数だけ、回答が存在します。解説などと比較して、どの点で違うのかを理解し、修正していきます。
企業でのテストとして採用されるのも、どのように案件を処理していくかで、その人の仕事のスタイルが評価できるからです。
【インバスケット】は、いつもとっている行動を映し出す鏡とも言えるのです。
実践問題
三ツ谷店のチーフとして勤務している青山みあに、ある日突然、東京中央店の店長に任命されました。
翌日からの海外研修中は、外部との連絡を一切とることができません。
東京中央店に到着したのは、夜9時。施設の機械点検が入るため、夜10時には店舗を出なくてはいけません。
前任の店長の不在期間に未処理になっている20案件を処理してから、海外研修へ参加するように言われたみあ…。
究極の判断力を身につける【インバスケット思考】より抜粋
20案件全部の紹介は出来ませんが、一例では
- 「お客さまが喜ぶことをしただけなのに…」
- 「どうなっているの?あなたのお店!!」
- 「すぐに報告せよ!!」
パッと読んだだけでも、60分ではとても処理できできないよ~💦と思ってしまう内容になっています(;’∀’)
まとめ
この究極の判断力を身につける【インバスケット思考】の本は、解説付きの入門書になっています。
企業のテスト対策には「読んだだけで出来た気になってしまう」という声もあるようですが、【インバスケット】って何?どうやるの?と思っている人には、とても分かりやすい本です。
普段、「やらなきゃいけないことがいっぱいあって、何から手を付けたらいいのか分からない・・・」というあなた。
【インバスケット・トレーニング】で問題発見力・意思決定力・分析力・洞察力などを身につけ『良い判断』が『早く』できるようになりましょう!!
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