有名な経営者やスポーツ指揮官などが、《孫子》をビジネスなどに活用しているとよく聞きます。
読書が苦手な私に、夫が買ってきてくれました。
とても読みやすく、最後までいっきに読める本です。
超訳 孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール
著者 田口佳史 / 三笠書房
欧米のビジネス・スクールでも「戦略書の原点」として取り上げられている現代最強のガイドブック《実益書》。
孫子の言葉を超訳して、どのようにして最後に勝つ人になれるのかを伝えています。
ブログを書きながら悩んでいた私に、とくに当てはまると思った内容を取り上げて紹介していきたいと思います。
5つの視点「道・天・地・将・法」で人生計画を立てる
- 道→未来の自分をリアルにイメージする
- 天→未来の時代がどんな時代で、どのように活用するのか
- 地→自分が活躍するフィールド。どの分野で一流の人物になるか
- 将→必須能力。目標を達成するために必要な能力
- 法→己に克つ。目標達成をジャマする誘惑に負けない
人生計画の立て方は、いつどのようになり、その時はどんな時代で、それをどのように活用していくかまで、リアルにイメージすることが大切。
活躍するフィールドは自分の天性に合った分野で、一番得意なファースト能力だけではなく、セカンド能力を持つこと。
負けない人生をつくるために、負けない自分をつくること。
自分で目標を作り、達成をジャマするものは、何がなんでも排除する強い意志を持つことが重要です。
悲観的に準備して、楽観的に行動する
時間をかけてじっくり『人生計画』を練り、どこまでも悲観的に考えて入念に準備すること。
いつでも最悪の場合を考えて準備しておけば、何が起こっても『想定内のこと』と落ちついて対応することができるようになります。
楽観的に構えていられることで『最後は必ず勝つ』という自信が出てくるということになります。
『情報収集』に労を惜しむな
『孫子』では、《情報》は戦略の要に位置付けられています。
それだけ情報収集は大事なものなので、決して手を抜いてはいけません。
ネットで何でも調べられる時代ですが、鵜呑みにしてはいけない間違った情報などもあります。
発信者もたしかな筋の人・団体であるか、情報収集も『信頼できる人』から取ることが大切です。
私の心に残った3項目だけを取り上げましたが、この『孫子の兵法』すべて、自分にはできないと思うような難しいことはありません。
私も最後はこんな人になりたい。
『いつでも来い。そんなものに負ける自分ではない』
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