低用量ピルを服用していた頃ですが、生理がしっかり来なくなってから《おりもの》の量が多くなりました。
《おりもの》の異常は子宮がんの心配もあるので、婦人科で子宮頸がん検診を受けました。(子宮頸がん検診は、毎年定期的に受けています)
結果は異常なし。良かったぁ・・・
どうやら閉経後に起こりやすい『老人性膣炎』(または『萎縮性膣炎』)が原因のようです。
老人性って・・・💦ネーミングがちょっとショックなんですけど( ̄▽ ̄)
『老人性膣炎』とは
更年期、閉経を境に、卵巣からのエストロゲン(女性ホルモンのひとつ)の分泌は低下します。
これに伴い、外陰、腟、子宮などの生殖器に萎縮、退行性の変化がみられます。
皮下のコラーゲンや脂肪の減少、水分保持力の喪失が起こり、外陰部の皮膚は菲薄化(ひはくか:薄くまばらになる)し、乾燥します。
また腟は短く狭くなり、表層細胞は減少し、腟壁は薄くなり、弾力性を失います。腟分泌物の量も減少します。
腟内は温かく湿っており、本来、微生物の増殖に適していますが、常在菌のデーデルライン腟桿菌(ちつかんきん)がグリコーゲンを乳酸に分解して腟内を酸性に保ち、他の細菌の侵入を阻止しています。
ところが閉経期にエストロゲンが減少すると、腟内のグリコーゲン産生の低下に伴い、デーデルライン腟桿菌が減少して自浄作用が低下し、細菌感染が起こりやすくなります。
このようにエストロゲンの欠乏に伴う腟炎を、老人性腟炎または萎縮性腟炎と呼びます。
読売新聞の医療・健康・介護サイトより引用
『老人性膣炎』の症状
細菌感染により、腟分泌物は黄色調でやや膿性で悪臭を伴うこともあります。
腟壁からの微少出血が起こりやすくなり、性器出血を認めることもあります。
小陰唇や陰核周囲の不快感、排尿困難や尿失禁、尿道カルンケル(女性の尿道腫瘍、良性)などを合併することもあります。
また、腟壁からの潤滑液の減少により、性交痛が起こります。
読売新聞の医療・健康・介護サイトより引用
『老人性膣炎』治療方法は
原因の根本はエストロゲンの欠乏によるものであり、エストロゲンの補充が治療の第一選択になります。
局所の病変に対しては、エストリオール(エストリール、ホーリンV)腟錠が最もよく使われます。このほか、エストリオールの内服薬もあり、更年期障害、骨量減少なども伴う場合は、結合型エストロゲン(プレマリン)やエストラジオール(エストラーナ)を用いることもあります。
性交痛に対しては潤滑ゼリーの併用も効果的です。
細菌感染を合併している場合は抗生剤を併用したり、外陰炎に対して副腎皮質ステロイド薬や抗ヒスタミン薬の軟膏を併用したりすることもあります。
読売新聞の医療・健康・介護サイトより引用
【ホルモン補充療法】副作用だけじゃない!老人性膣炎が改善されました
【ホルモン補充療法】で処方されている薬が[プレマリン錠]と[ヒスロン錠]の2種類。
服用して1カ月が経ちましたが、服用後の変化として
生理が、がっつり来ました(;^ω^)
生理が来なかったり、少しの出血だったりしていたのが、閉経前のような出血量と生理痛がありました。
生理終了後からは、《おりもの》がありません(いまのところ)。
以前は、毎日のように《おりもの》があり量も多めだったので、普通のパンティライナーでは心配になり、吸収量の多いタイプに変更したほどです。
【ホルモン補充療法】による副作用もありましたが、不快な《おりもの》が改善されると、毎日が快適に過ごせるのでとても嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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